ほひょの旅

旅行温泉キャンプ大好き新潟県民

スポンサーリンク

山形県 宮内「熊野大社」その1

 2007年7月24日。山形県南陽市にて。

 

宮内「熊野大社」とは

 大同元年(806)、平城天皇(へいぜいてんのう)の勅命により紀州熊野権現の勧請(かんじょう)を受けて再興されたと言われています。朝廷による統治が不十分なこの地に住む開拓民の幸福を祈願したのだとか。

 また日本各地に大小の熊野神社が祀られている中、特に有名な三社を日本三熊野と言います。三熊野は…

 ・日本紀州熊野三山

 ・軽井沢碓氷峠熊野皇大神社

 ・宮内熊野大社

であり、ここは日本三熊野の一つに数えられます。昔から東北のお伊勢さまとして多くの信仰を集めているそうです。 

www.hohyoblog.com

 

宮内「熊野大社」の御祭神

 ・熊野夫須美大神
 (くまのふすみのおおかみ)

 ・熊野速玉大神
 (くまのはやたまのおおかみ)

 ・熊野家津御子大神
 (くまのけつみこのおおかみ)

 またそれぞれの神様は別名として

 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
 
 ・
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

 ・
素盞嗚尊(すさのをのみこと)

というお名前をお持ちです。

 伊弉冉尊(いざなみ)と伊弉諾尊(いざなぎ)は夫婦神で、日本列島を生み出し、また八百万(やおよろず)の神々を生み出しました。素盞嗚尊(すさのを)もこの夫婦神から生まれ、食料の神様としてまつられています。

 熊野大社の大神様は世界のすべての営みの礎を築かれました。また生命をつかさどっていることから、産業全般・縁結び・結婚の神として、信仰されているのです。

 

宮内「熊野大社」

f:id:hohyo:20170915133244j:plain

 宮内「熊野大社」の「大鳥居」です。「大鳥居」の後ろが交差点になっており、ここは車が往来する道路となっております。

 

f:id:hohyo:20170915133236j:plain

 「大鳥居」の横にある「灯篭」です。

 

f:id:hohyo:20170915133231j:plain

 「上野の寛永寺」から移築されたそうで、「葵の紋」が入っております。

 

f:id:hohyo:20170915133410j:plain

 「大鳥居」を抜け…

 

f:id:hohyo:20170915133406j:plain

 いよいよ宮内「熊野大社」に到着です。

 

f:id:hohyo:20170915133402j:plain

 駐車場に車を入れ(無料)、まず見えてくるのが有名な「大銀杏(おおいちょう)」。熊野大社に必勝祈願し前九年の役を平定した源義家が、続く後三年の役にも家臣の「鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)」を使いとして必勝祈願をし、その際に手植えさせたものだそうです。

 見づらいかもしれませんがその真下には、「道祖神社」があります。「道祖神」が御祭神です。道案内・交通安全の神様であり、また耳の神様でもあるそうです。

 宮内「熊野大社」の境内には、たくさんの神がまつられているのです。

 

宮内「熊野大社」境内

f:id:hohyo:20170915194027j:plain

 この石段両脇にある狛犬(こまいぬ)は力強い感じがします。

 

f:id:hohyo:20170915133352j:plain

 この石段を上りきると熊野大社の拝殿が見えてくるわけですが、そこに行くまでにたくさんの神社があります。

 

f:id:hohyo:20170915133348j:plain

 まずは「土社(どしゃ)神社」です。「訶志古泥神(かしこねのかみ)」が御祭神です。自然の生成力への感動を表現した神様ですので、自然と土への感謝の神としておまつりしています。

 

 

f:id:hohyo:20170915133344j:plain

 「古峯(ふるみね)神社」です。古代日本の英雄「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が御祭神です。「日本武尊」は焼津の原(静岡県)で火難を除いた事から、火防の神として全国で信仰されています。

 

f:id:hohyo:20170915194110j:plain

 右から「大宮子易(おおみやこやす)神社」、「青麻(あおそ)神社」、「山(やま)神社」です。

 「大宮子易(おおみやこやす)神社」の御祭神は「木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」で女性の神様です。炎の中で子供を出産したことから、安産祈願の神としておまつりしているそうです。

 「青麻(あおそ)神社」の御祭神は「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」。3度お参りすれば中風(脳卒中)の難より生涯のがれることが出来るそうです。

 「山神社」の御祭神は「大山祇神(おおやまづみのかみ)」で、その名の通り山を統治する神です。酒造の神でもあるそうです。

 

f:id:hohyo:20170915133335j:plain

 「幸(さいわい)神社」です。「猿田彦神(さるたひこのかみ)」が御祭神です。最初の道祖神と同じく道案内・交通安全の神です。

 

f:id:hohyo:20170915133332j:plain

 右手前が「湯殿山(ゆどのさん)神社」、左奥が「月山(がっさん)神社」です。

 「湯殿山神社」の御祭神は「少彦名命(すくなひこのみこと)」で、医学の祖、または知恵の神様でもあります。非常に小さな神様であったため、一寸法師のモデルにもなったと言われています。

 「月山神社」の御祭神は「月読命(つきよみのみこと)」。月を読む、つまり月を数えることから、農業に大切な暦と関係あることから農業の神として信仰されています。

f:id:hohyo:20170915133327j:plain

 「大社(おおやしろ)神社」です。御祭神は「大地主神(おおとこぬしのかみ)」で、土地を領有する地主神です。

 

f:id:hohyo:20170915133323j:plain

 石段を上り切る手前にある狛犬(こまいぬ)です。最初に出てきた狛犬が以前からあったものだそうで、この狛犬はあとから置かれたのだとか。何となくのんびりしている感じがします。

 

f:id:hohyo:20170915133311j:plain

 「洪鐘(こうしょう)」です。第二次大戦中の金属回収の際も、文化的価値からこの大鐘は回収を免除されたと言われています。

 

f:id:hohyo:20170915133307j:plain

 午前8時、昼12時、午後5時に3回打たれるそうです。

 

f:id:hohyo:20170915133304j:plain

 いよいよ「神楽殿(かぐらでん)」です。熊野大社の「太々神楽(だいだいかぐら)」は伊勢神宮より直伝を許されたもので、当社に伝授された以降は他への伝授は禁じられた、日本で最も尊い御神楽(みかぐら)とされています。

 

f:id:hohyo:20170915194812j:plain

 宮内「熊野大社」の拝殿です。残念ながら今回は一部が工事中でビニールシートがかぶさっていました。

 

f:id:hohyo:20170915194215j:plain

 それでも茅葺で上から千鳥破風(ちどりはふ)・軒唐破風(のきからはふ)が付いた拝殿は素晴らしいの一言です。

 

f:id:hohyo:20170915133247j:plain

 またここ宮内熊野大社は再興後から4度の火災に遭っているそうで、この拝殿は1787年のものだそうです。

 

 

 関連記事 

www.hohyoblog.com

スポンサーリンク